キャッシュフローゲームの解説（ファーストトラック編）

【ファーストトラックのゴール】

ファーストトラックでの上がり方は2通りあり、そのどちらかを達成すると最終的なゴールとなります。

上がり方は以下の2種類です。
a）ゲームの始めに自分がチーズを置いて選んだファーストトラックの「夢」のマスに止まって、その「夢」を買う。
b）ファーストトラックのビジネスを買って毎月のキャッシュフローを増やしていき、それらのビジネスからのキャッシュフローの額を「最初のキャッシュフローデー収入」の額のプラス50000ドルにする。

【ファーストトラックでの進め方】

EnterHereの矢印のところにネズミのコマを置いてファーストトラックをスタートします。
ファーストトラックでは一度に2個のサイコロを振ります。緑色のマスがビジネスのマスでピンク色のマスが夢のマスなので、止まったマスのビジネスか夢をひたすら買っていきます。実際のところファーストトラックにはゲーム性はあまりありません。お金に困るようなこともほとんどありませんし、駆け引きをするといったこともありません。
Opportunity(BigDeal、SmallDeal)、TheMarket、Doodadsのカードはファーストトラックでは引くことはありませんし、ラットレースで使っていた貸借対照表、損益計算書も使いません。ラットレースのゲームとは全く関係のない世界に行くのでラットレースでの投資や取引に参加することはできません。
ファーストトラックでは銀行からお金を借りることはできません。 

【ファーストトラックのマス】

・CASHFLOWDAY（キャッシュフローデー）
このマスに止まるか、そこを通過するたびに、銀行から「キャッシュフローデー収入」を受け取ることができます。「キャッシュフローデー収入」はラットレースの時と違い、受け取るのに申告をする必要はありません。自分の番の時に忘れても後で受け取ることができます。

・ビジネスへの投資
ファーストトラックの緑色のマスです。
このマスに止まった時に、そこに書かれている「頭金」を支払えば、どんなビジネスにも投資することができます。ビジネスへの投資のマスは、誰かが一度買うと他のプレーヤーはもう買うことができません。
ビジネスへの投資は次のようにします。

a）頭金を銀行に支払う。
b）買ったマスに自分の色のトークンを置く。
c）ゲームシートにビジネスの名称と毎月のキャッシュフローの額を記入し、「新しいキャッシュフローデー収入」を計算する。

※サイコロを振るように指示されているビジネスへの投資のマスは、成功する人が出るまでは、そこに止まったすべてのプレーヤーが挑戦することができます。一度誰かが成功すると、他のプレーヤーはもうその投資チャンスを使うことはできません。

・夢
このマスに止まった時に現金があれば、そこに記載されている「夢」を買うかどうかを選ぶことができます。
買った夢には自分の色のトークンを置きます。

※他のプレーヤーが最初に選んだ「夢」に止まった場合。
他のプレーヤーが選らんだ夢のマスに止まると、そのプレーヤーにとって「夢」の値段は100％値上がりします。（当初価格の2倍になります。）止まった人はそのマスに自分のトークンを置きます。（その夢を手に入れるわけではない。）
例えば自分が他のプレーヤーの選んだ夢のマスに止まったとします。その夢の当初の価格は100000ドル。その夢を選んだプレーヤーは、そのマスに止まった時に100000ドル＋100000ドル＝200000ドルを支払わなければその夢を買うことができません。その夢にもう一人別のプレーヤーが止まったら、トークンは2枚になり、その夢を選んだ人は、夢を買うのに100000ドル＋100000ドル＋100000ドル＝300000ドル支払わなければならなくなります。

・Charity（チャリティ、慈善事業への寄付）
寄付するかどうかは選ぶことができます。寄付をしたらゲーム終了時までずっとサイコロを一度に3個まで振ることができます。
一度に何個振るかは毎回自分で決めることができます。

・税務監査
このマスに止まったら、手持ちの現金の2分の1を支払います。

・離婚
このマスに止まったら手持ちの現金をすべて失います。

・訴訟
このマスに止まったら、訴訟の費用として、手持ちの現金の2分の1を支払います。